google書籍検索日本公開は年内の見通し

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/05/11/11928.html
オンライン上で書籍の立ち読みができるAmazonなか見!検索はすでに日本でのサービスが開始されているけど、日本では遅れをとっていたGoogle Book Searchも日本でのサービス提供を行うために協力出版社の受付を開始したらしい。サービス公開は年内の見通し。
オンライン書店リアル書店の最大の違いは買う前に立ち読みができないというのがあると思う。ユーザとして考えれれば非常に有用なサービス。一方、出版社側からすればスキャン画像をWebで公開し、必要ならページ単位でバラ売りするなんて無茶苦茶な話。Amazongoogleの主張としては、陽の目を見なかった書籍に購買機会を与えられるという、いわゆるロングテールというやつで、実際にどれほど効果があるのかはやってみないとわからないという罠。
リアル書店の立場から見てみるとどうだろう?コミックの絵柄が表紙だけではイマイチわからなくて中が見たいってのはたまに思う。でもおそらくコミックは対象外になりそうな予感。あと、これについて書いてある本が欲しいんやけど、具体的に書名が決まってるわけじゃなくて、いくつかパラパラ立ち読みして決めたいなんてことはよくある話。特に実用書系に多いんじゃないだろうか。実用書の場合、1冊丸々必要じゃなくて特定の項目だけ必要なんてこともよくあるので、ページ単位でバラ売りなんてされた日にはリアル書店にはつらいかもしれない。でも、全体としてみた場合、雑誌とコミックが売り上げの大半なので大きく響くことはないような気もするし、そもそもWebでそんなことする人は本など買わずにWebで調べてしまうのではないか。結局リアル書店にはあんまり影響なさそうだなぁと楽観。