2019年の振り返り、あるいは2020年の抱負のようななにか

今年の年末年始は諸般の事情でめずらしく実家に帰らなかった。なので、この記事は、育児と家事のスキマ時間に書いている。 さっき2018年の振り返りを読んだら、去年よりも自分の自由時間は減ったみたいなことが書いてたが、2019年はもっと減った。 2020年はさらに減るだろう。年を取るというのはいろんなものを背負いながら生きていくことだなと思うなど。

2017,2018,2019とエンジニアとしての成長の問題意識はあんまり変わっていないが、1年前と比べると少しずつは前には進んでいるように思う。 Terraform v0.12のバグ修正やら、vim-terraformの0.12対応やらまとまった意味のあるOSSコントリビュートできたし、tfupdateという新しいツールを作ったり、そのためにHCL2のパーサに新しいAPIを生やしたり。 tfupdateも趣味コードなのにちゃんとテスト書いてあるし、リリースは自動化されてるし、ちょっとずつの積み重ねでできることのレベルは確実に上がってる。 もっと時間があれば、もっといろんなことができるのにと思うことは毎日だが、ないものねだりをしても仕方がない。 子供が小学校に上がるまでは諦めるしかないのかなって毎日思うが、諦めてはいけない。承認要求を捨てること。他人と比較しないこと、昨日の自分と比較すること。

最近は育児で平日満足に8時間働くのも難しくて、足りない時間を半休で埋めたりしてる。時間と成果が比例するような自分の時間を切り売りするような仕事はしないと決めた。 仕事でいうと、そこそこの規模のproduction環境のインフラをDocker化するお仕事をしてたのだけど、アーキテクチャ変更を伴うような大規模な改造はたぶん私しかできなかっただろうと思う。 とは言ってもそれも所詮は今いるメンバーの中ではという意味で、本当の意味で自分にしかできない仕事などというものはないようにも思う。 この仕事を進めるためにいくつかの大きな仕事を断った。関係者にはそれぞれ思うところはあるだろうけど、表立って何かを言うことは避けた。みんなそれぞれに一定の確からしさがある正義があるからだ。 やるべきことなど無限にあるので、最終的には結局何がしたいかそれだけなんだと思う。他人のための時間を生きてはいけない。

あえて反省点を上げるとすると、うまくやろうとしすぎたことかもしれない。もっとバカな失敗をいっぱいしてコンフォートゾーンを抜ける必要がある。 丁寧にやりすぎず、quick & dirtyでリスクを最大限に取るバランス感覚が必要。 時間をかければ大抵のことはできる自信はあるが、裏返せば時間をかけないとできないのは、結局のところその程度のスキルしかないからだ。

去年の振り返りで、Emotional Intelligenceこそが2019年の個人的なテーマって書いてたけど、1年を振り返ると、Self Awarenessというニュアンスの方が強いかな? 睡眠時間を削ったり、スキマ時間に勉強したりすると、パフォーマンスが落ちることがわかった。なので自分がどれくらい疲れてるかを認識して、適度に自分を甘やかすことも大事だと学んだ。 疲れてるときは帰りの電車でdアニメを見たりしてる。自分が何をどう感じるかに敏感になることに注意を払うようになった。

英語についてはTOEICを受けに会場に行くのすら育児の不確実性が高くて大変厳しい。(勉強会やその他飲み会も行かなくなった) まぁ受けても劇的にスコアは伸びないだろうし、もう1レベル上げるには圧倒的に語彙力が足りないので、朝の電車でちょっとずつ単語の勉強したりは続けてる。 OSSの英作文は抵抗感は減った。数をこなすと多少文法が怪しくても通じてる気はする。量は質に転化するので、もっと日常的に英作文する機会を意図的に増やすほかない。 リスニングは全然だ。Podcast聞いても聞き流すだけで内容はあんまり頭に入ってこない。こんなレベルでは外資で働くのは難しいだろう。まだもうちょっと時間がかかりそうだ。

あいかわらず特にまとまりもないが、今のお気持ちは時間がないことをあきらめないこと、うまくやろうとしすぎないこと。今年のテーマはStay hungry, Stay foolish. って感じかな? 時間もないので、特に推敲もせずに投稿。