優しい秘密

おいコー8巻。今のとこ文庫版の最新刊。相手を不安にさせないために隠し事をすると、それをうまく繕うために、秘密は増える。相手のことを思ってやって隠してるはずなのに、どんどん隠し事が増えるとなんだか悪いことをしているような気がして。なんだかみんな悩んでる8巻。ショーリなんかよりも丈がんばれ。

隠し事と、なんでんもかんでも言わなくていいことの境界は難しい。難しいというかきっと境界なんてないんだろう。なんでもかんでもさらけ出すというのは一見すばらしいことのようで、でも例えば昔の女の話とかわざわざ言わなくていいことをゆって、相手を不安にさせたり傷つけたりするのは、結局ただの自己満足でしかない。何年も生きてればいろんなことがあるし、生涯たった一人の人しか好きになったことがないなんて幸運な人はほとんどいないんだから。みんな多かれ少なかれそうゆうものはあるだろう。そんなことを思うのでありました。

優しい秘密なんてタイトルが絶妙だなぁ。