きみのカケラ1〜5
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冒険ものというよりも、テーマはもちろん戦争への問いかけだろう。国は腐敗し、戦争は絶えず、正義を信じて少年少女たちが武器を取り戦う。正義のためにたくさんの命がいとも簡単に失われていく。スピリッツではなくサンデーで連載するには重過ぎるテーマ。サンデーなんて対象年齢低すぎで完全小学生レベルだし。てか、字が多すぎ。いや、コナンほどではないが。前半の展開があまりに盛り上がらないし、何がしたいのか意味がわからないので2巻で買うのやめたけど、こないだサイカノ外伝読んだ影響で、最新刊までとりあえず買ってみた。4巻あたりから、スピード感があがってきて、5巻で世界観に変化が生じ始める。うわぁ、そうくるか。全体像が見えはじめてきておもしろげなことになってきた。でも、おすすめできるかはまだ今後の展開によりけり。
以下、ネタバレ考察。
壁の中だけで完結してた物語が、「壁の外には何があるのか?」を意識しはじめたとき、急に世界観が転換する。創造主である神により作られた箱庭。そして、ファンタジーの世界の神にしては似つかわしくないロボットのような壁の番人。これらから考えられる可能性は、外にはもっと高度な文明を持った人類が存在し、箱庭で飼われているという可能性だ。つまり、この四方を壁で閉ざされた世界はすべて作り物で、ただただ死んでいくのを待つだけという不条理な設定や、戦争もすべてお膳立てされたものではないか?それを外の人たちが観察している。5巻で示されたヒントをつなぎ合わせるとそんな気がしてならない。