終末のフール
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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テーマは人類がもうすぐ滅亡してしまうとして、人々は終末をどう生きるのか?ということ。一旦は混乱するが、時間と共に悟りにも似た奇妙な静けさが訪れる。確かにそうだろうなーと思う。世界がもうすぐ終わってしまうなら、学校に行って勉強する必要もないし、必死に働いてお金を稼ぐ必要もない。じゃあ何かすることがあるか?と言えば、これといって特にない。あと少しの限られた時間しかないのに、登場人物はなぜかみんな暇を持てあましている。
自分だったらどーするかなぁと考えたとき、何をするでもなくダラダラと穏やかに最後の日を待つかなぁ。そんな気がする。