食い逃げされてもバイトは雇うな

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)の続編。前回好評だった数字のセンスの話にページを半分ぐらい割いているのがよかった。さおだけがおもしろかった人はたぶん気に入るのではないかと。

Web2.0の2.0という表記は実に巧いとか言うのは納得。なんかすごく新しくなった感がして、今後3.0、4.0と進化してゆくのだなという将来への期待感が高くなるというか。最近のドコモ2.0というCMはどうかと思うけどさー。
あとタウリン1000mgは1gとかね。数字は見せ方次第。自分が使う場合はいろいろ工夫のし甲斐があるけど、逆にゆーと、そーゆー見せ方に騙されない冷静な判断力を持つ必要があるとかそーゆー話。
後半は表題の食い逃げの話からバイトを雇うべきか雇わないべきかどっちが得なのか会計的な視点で秤にかけるという話で感情に流されずに冷静に判断しろよーというお話。本書のメインはこっちなのだろうけど、前半の方がおもしろいです。新書はタイトル命なので、タイトルも「タウリン1000mgは1g」とかのが食いつきがよいとか思ったり思わなかったり。