さくら

さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

なんかいろいろ問題を抱えてる家族の再生を描く?みたいなかんじのお話。タイトルになっているサクラというのは犬の名前で、特に何をするわけでもないけど、ただそこにいてくれるだけで、凹んでるときとか、家族が気まずいときとかにそれをやわらげてくれるような存在として描かれている。力いっぱい尻尾を振って喜びを表現するのは空気を読めてないのか、読めてるけどあえて元気付けるためにやってるのか。たぶん前者なんだろうけど、後者と思いたくなるのは人間の勝手な解釈なのかなぁ。