フリーペーパーの衝撃

フリーペーパーの衝撃 (集英社新書 424B)

フリーペーパーの衝撃 (集英社新書 424B)

なんか最近やたらと増えてきているフリーペーパーについて、現状を俯瞰してどんだけ急成長してるかとか、その歴史的な話やら世界の事情やら、無料の日刊新聞の日本での失敗話とかいろいろ。フリーペーパーの収入源は当然広告なわけですが、駅に置いたり直接手渡ししたり配達したり読者を地域や興味などピンポイントに限定することで広告効果を高めることで成り立っているっぽい。これだけ聞くとWebの検索連動広告と似たようなもんじゃないのかという気がするのだけど、検索する人っていうのは能動的に特定の情報を探している人であって、フリーペーパーはもっと受動的に特に何がというわけでもないけど、チラシみてたら欲しくなったみたいな潜在的な購買意欲みたいなところを掘り起こす用途がありそう。でも、Webと違って印刷費やら配送代やらを考えると採算取れてるところはそのジャンルで上位1位とか2位とかぐらいで、それ以下はすべて赤字みたいな不安定な経営なのが現状らしい。逆に言えば、今のWebに欠けているものというは、TVや雑誌のように受動的な情報の提示なのかなぁと思う。はてブとかまさにそうゆう方向。