クドリャフカの順番

クドリャフカの順番 (角川文庫)

クドリャフカの順番 (角川文庫)

米澤穂信古典部シリーズ3巻。文化祭次々起こる連続盗難事件の謎をめぐるお話。現場に残されたメッセージ。ある法則に基づいて繰り返される犯行...そして最後の標的は古典部?今回は古典部4人の視点で切り替わりながら進む感じで、舞台も文化祭ということでキャラ押しなかんじが読んでてテンポがよく楽しい。古典部の文集を売りさばくためにあちこち画策する間に事件がどんどん転がっていくんだけど、主人公のホータローは自他共に認める省エネ主義なので、店番をしててまったく動かないというスタイルがやる気ないかんじでよい。