SFに魔術と神話と沖縄の宗教と文化を混ぜて、ぐつぐつ煮込んだような物体。舞台となるのは沖縄。日本語と英語と
琉球語が混じった独特の雰囲気をかもしつつ、沖縄の宗教と魔術が融合した世界観がいいんやけど、冒頭からあまりに唐突に魔
方陣がどうのこうのとか突拍子もない独自の世界観で話が突っ走るもんやからついて行くのに苦労する。SFだと思ってたらファンタ
ジー?でも
タイムパラドックス的な要素も扱うのでやっぱりSFか?SFとして読むと、魔術の無茶苦茶な設定にがっかりし、ファンタ
ジーとして読むと、中途半端なSF的解釈が気に入らない。
大統一理論とか5次元宇宙とか意味わかってゆってる?しったかぶりで雰囲気だけ漂わせている気がして仕方ない。結論。なんだかよくわからないごった煮だと思って読めばいい。