レインツリーの国

レインツリーの国

レインツリーの国

図書館内乱の作中に登場する本。出版順序的にこっちの方が若干遅いですが、先にこっちを読んだ方がよかったという声をよく聞くので、こっちを先に読むことにしました。これ単体でも話として完結してるので、これだけ読んでも特に問題はないのだけど、これをわざわざ読む人は図書館シリーズの読者がほとんどなのではとか思うわけです。
どんな話かとゆーと、昔子供の頃にはまったラノベの感想を検索してたら、たまたま辿り着いた書評サイトの自分と違った視点に興味を持ち、管理人様にいきおいでメールを送ってしまったら、...返事がキターーー!!!!!そんなかんじではじまる恋物語。WEB世界の住人にはバカ受けしような設定。こんな説明だとなんだか電車男的なイメージになりそうだけど、実はその管理人様は重大な秘密をかかえてまして、ネタではなくけっこう真面目な小説です。うーん、なんとゆーか、恥ずかしいセリフ禁止!と叫びたくなる。
それにしても、メールのやりとりが巧い。主人公が一喜一憂するのがうまく伝わってくるというか、相手が嫌になればいつでも切れるメール交換という緊張感を描くのが巧いのかなぁ。