Vistaはじめました

研究室でVistaマシンをゲットしたので、さっそく使ってみた所感。

とりあえずAero。なんかじゅわーっとポップアップウィンドウが出たり、半透明で透けてたり、CMでやってる3Dのウィンドウを並べてタスク切り替えとか、無駄にウィンドウアニメーションが強化されてますが、まぁなんかかっこよいのでよい。メモリは食いまくる。OSだけで常時600Mぐらいは食ってる。もう今まで256で十分だったことを思えば異常。とりあえず拡張メモリ1G挿して合計1.5Gあるので快適にサクサク動いてますが、とりあえずVista使うには1Gぐらいのメモリは必要なんじゃないかと。ちなみにCPUはCoreDuoの1Gです。

そして使うまで知らなかったんだが、このAeroはVistaのHomeBasic版では未対応。あれだけCMやってんだからどのバージョンでも標準装備なんだと思ってた。HomePremium以上じゃないと使えません。

いろいろとはじめは環境構築のためにインストール作業をするわけだが、やっててまず気になるのはユーザーアカウント制御(UAC)。これは従来個人でPCを使う場合、Admin権限を持ったユーザーでずっと作業しているわけだが、これがセキュリティ的によろしくないと。というわけでVistaでは基本的に普通に作業してるときは一般ユーザー権限で、インストールとか設定ファイルに変更が加えられるようなときに、一時的にAdmin権限に昇格させて使用する。Unixでいうところのsuコマンドみたいなもん。わざわざパスワードまで打つ必要はないんだが、インストールしたり重要な設定をいじったりする場合は権限の確認ウィンドウが出る。いちいち聞かれるのはけっこうウザイ。いちおー設定で無効化もできるんだが、意図しない設定変更をマルウェアが試みようとしたときに確認が出るということなので、セキュリティ的な観点からオフにしない方がよいと思う。セキュリティ周りの仕様が大幅に変更されてるのでウィルス対策ソフトがいつも使ってるやつがVista対応か要チェック。最新版はどれも対応してるだろうが手持ちのが対応してない場合はフリーではAVGとかAvastとか対策済みなのでそのへんで。

次に気になるのはファイル選択ダイアログ。XPとダイアログがずいぶん変わってるのでかなり戸惑う。これは慣れが必要だなぁ。

あとインストール絡みで関係してくるのはディレクトリ構造がまたいじられていること。とりあえずC:\Document and SettingがC:\Usersになり、スタートメニューとかが、C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Roaming\Microsoft\Windowsとかかなり深いところに。SendToとかもここにある。ちなみにAppDataは隠しフォルダ属性になってるので注意。

ネットワーク周りの設定画面も変わってて、IPの設定したりワイヤレスのアクセスポイントの設定したりするのになんじゃこりゃーーと叫びたくなったが、このへんも慣れが必要。

あと最後に電源について。Vistaではスリープモード推奨らしく。普通に電源を切るとスリープになる。再開がすごく早いのでよいのだが、後で使う予定がなければ気分的に電源は切りたいもの。スタートメニューの終了オプションからシャットダウンが選べなくもないがめんどい。というわけでコントロールパネルの電源設定あたりで電源ボタンの動作をスリープからシャットダウンに変更しておけば、物理的にPCについてる電源ボタンでシャットダウン動作してくれるようになる。

まぁ設定画面が変わったりしてるので、はじめは使いにくいがしばらく使って慣れないとどうしようもないなぁというかんじ。メモリはもりもり積んでるので懸念してた重さはないのがよかったところ。今日のところはこのへんで。