狼と香辛料3

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

行商人ロレンスと賢狼ホロが共に旅をするお話。3巻は立ち寄った町でホロに一目惚れした魚商人アマーティが、ホロの借金銀貨1000枚を全額返済することを条件に結婚を申し込む。ロレンスは初め、たとえアマーティが銀貨1000枚用意できてもホロはなびくはずがないと余裕をみせていたのだけど、ホロと喧嘩し徐々に雲行きが怪しくなり...。
商売よりもホロとの関係をメインにすえた3巻は、ロレンスの焦りがうまく表現されていて、読んでなんか落ち着かない。先が読めない、気になる。というかんじでどんどん読ませるかんじ。こーゆーのもよいねぇ。んで、それだけで終わらず、最後はアマーティの金策を妨害すべく商人としての勝負する展開もあるあたりが2度おいしいというかんじ。