フューチャリスト宣言
- 作者: 梅田望夫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/08
- メディア: 新書
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その一方で感じている不安は、本書でも指摘されていることだけど知識のコモディティ化。ほとんどコストがゼロで誰でも知にアクセスできるということは、みんなの知識レベルは絶対的に上がるかもしれないけれど、相対的には差が縮まる。つまり、ちょっとすごいぐらいのところまではみんなすぐ来れる。羽生さんの知識の高速道路論というのは非常に的を得た表現で、高速道路の先の一般道は渋滞しているわけですよ。そこから先、本当にすごいヤツというのは朝から晩までプログラミングをやってるような本当にそれが好きで好きで仕方のないやつらで、それ以外の人々は大多数の凡人に埋もれてゆくのだと。そのことが非常に不安。Webはみんなに輝く機会は与えられているという点で、今までのリアルと圧倒的に違うのだけど、だからと言って、本当に一生懸命朝から晩まで走り続けるような人じゃないと成功はつかめないのだということ。Googleはすげぇとか言うてるだけでは凡人で、すげぇとゆってる暇があったら、誰もやってない新しいことをやり始めろというわけですよ。オープンソースすげぇとゆってる暇があったら、お前も勉強して参加しろよーというわけです。うーん、自分でゆっときながら耳が痛いです。