城陽人 of The Year 2008

この賞は2008に発売されたとかに関係なく、2008年に読んだ本の中から個人的におもしろかった本に贈られる賞です。選考方法はただの主観なのであらかじめご了承下さい。

去年は就職してから更新頻度が下がったこともあって、読んだのに、ちゃんと紹介してない本とかもありますが、まぁ大半はビジネス書だし、まぁそうゆうのは紹介する気も価値もなかった本ということで、気にしない方向で。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

ただのありふれた恋愛小説のように見えるけれども、とんでもない恐ろしい小説。2週目読むと同じ文章なのに、すごい緻密な伏線で全然別の話に。。。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

わりとマジメな理系本ですが、自分ってなんだろうという、哲学的なことを考えさせてくれる本。世界観が変わります。人間は分子が集まった静的な機械ではなく、動的な平衡状態を保っているから止まっているように見えるけれども、中の分子はどんどん入れ替わっているんだという視点は、なんかいろいろ悩んでるのが、ちっぽけなことに思えてくる。

クラインの壺 (講談社文庫)

クラインの壺 (講談社文庫)

ゲームブックに応募した作品をぜひゲーム化したいという誘いを受けて、原作者としてゲームのモニターを手伝うことに。そのゲームとは、ヴァーチャルリアリティー技術を応用したまったく新しい体感型ゲームだった。展開が二転、三転しまくりで何が現実かがよくわからなくなってくるノンストップミステリー。

番外:コミック部門

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

青臭い青春ど真ん中なかんじの漫画。浅野いにお大人買いして一通り全部読んだけど、やっぱりこれが一番好きかなー。

  • 第2位:日常

日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)

日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)

日常 2 (角川コミックス・エース 181-2)

日常 2 (角川コミックス・エース 181-2)

日常 (3) (角川コミックス・エース 181-3)

日常 (3) (角川コミックス・エース 181-3)

シュールすぎるを通り越してカオスなギャグ漫画。好みが分かれそうだが、俺はこーゆーの大好きだ。