来週の戦略

雇用統計が発表されて、失業率が予想を超えて悪化でドル/円は90円台に下落。年明けのオバマ期待を帳消しにする水準に。来週は小売統計の悪化も発表されそうだけど、オバマ就任を控えているので、下げ幅は限定的で89円〜93円あたりでボックス相場になりそうなかんじかなー?これに対して、ドルは対ユーロではむしろ上昇する展開に。年末はECB利下げは見送りムードだったんだけど、ここにきてユーロ圏の失業率がさらに悪化すると追加利下げの可能性が漂ってきたからというのがありそうな理由だけど。まぁしばらく乱高下しそうなので、理由はなんとでもつけられそう。

ユーロはしばらく様子見のままにしておいて、仕掛けるならポンドの方がよさげ。木曜に利下げ発表でなぜか上昇したのに、上昇は続かず金曜になって一転反落。特に買い材料がないのにオシレータ系指標が過熱しすぎた感があったので調整しそう。戻り売りを仕掛けるなら、ドル/円の影響を受けないよう円建てとドル建て両方で売っておこうかいな?

一番気になってるのは豪ドル/円の動向。トレンド系指標が上昇トレンドが始まった感のあった先週前半から後半でドル安の影響を受けてクロス円が軒並み下落しまくり、終値が63.5で25日の移動平均線(62.5)近くまで下落してきた。教科書的には絶好の押し目買いポイントだけれども、このままなし崩し的に60円下の損切り狩りを仕掛ける展開にならないとも限らないので、週明けでの反転を確認してから買い増しする方向で行こうかと。