WindowsServer2008の導入

今までWin2003ばっかりいじってたけど、Win2008をいじって遊ぶ機会に恵まれたのであれこれやってるんだがよいかんじ。目玉機能はもちろんHyper-Vなわけですが、物理サーバ側のWin2008は64bit版でしかHyper-V使えないので注意。稼働要件は、CPUが64bit対応してることと、IntelVTとかの仮想化拡張命令が使えること、DEPというデータ実行防止機能の3点。まぁBIOSの画面を眺めれば分かることだけど、チェックツールとかもあるようで↓
GRC | SecurAble: Determine Processor Security Features |  
評価版のメディアはこのへんからダウンロードできる2〜3GBぐらいあるので注意↓
Download Windows Server 2008 Standard from Official Microsoft Download Center
Download Windows Server 2008 R2 評価 (180 日間) from Official Microsoft Download Center
R2はもう専攻でボリュームライセンス販売が始まってるけど、パッケージの正式販売はWindows7と合わせて10/22だそうで、サードパーティのソフトの対応状況とかを考えると、とりあえずR1にしとくかというわけで、R1を入れました。というわけで、以降はR1の話です。R2になるとVMotionみたいなライブマイグレーションとか使えるようになるらしいですけど。
余談ですが、リンク先のisoをDVD-Rに焼いたときに生焼けしてたみたいでインストール中にエラーになってハマりました。焼いたらめんどくさがらずにメディアのベリファイぐらいしましょうという教訓orz64bit版のisoのファイル名にamdとか文字列が含まれていますが、Intelでも気にせず普通に動きましたよ。

まずは物理サーバにWindows200864ビット版を入れるところから。StdEditionのフルインストールで入れました。ちなみにServerCoreのみインストールというのはESXiみたくHyperバイザのみのイメージで、WindowsなのにCUIという通好みのシュールなかんじのオプションです。
物理サーバ側のOSインストールが終わったら、Hyper-Vを使う前に、先にSP2当てましょう。R1はHyper-Vがベータ版だったり、ActiveDirectoryに重大な不具合があったりするらしいので、インストール後にSP2を当てておきましょう。
Microsoft Windows IT 担当者センター
OSの生インストールでディスクを10GB消費、SP2のインストールに5GBの空き領域を要求されるのでデュアルブートでディスクをけちった構成でやってると、ディスクがけっこうかつかつに。。。。てか、OS入れるだけでこのサイズってどないなっとんねん。小一時間問い詰めたい
またVMwareと違って、仮想マシンのメモリのオーバーコミットもできないので、仮想マシンで必要なメモリ容量総和+ホスト分だけ、物理メモリが必要なのでこの点も注意。Win2008の最低要件が512MBなので、物理1台、仮想1台だと1Gあればよいかということなんだが、物理マシンで512MB以上使用してる状態だと、仮想マシンが起動すらできない。仮想マシン起動してから、物理マシンが512MB超えると仮想メモリがディスクにスワップするだけなのに、順番が逆だと動かないのはちょっと納得がいかない仕様。

話がそれましたが、SP2をあて終わったら、役割の追加でHyper-Vを追加します。後は仮想マシンを作成して、インストールメディアを突っ込んでマウントすればOK。ゲストはWin2008の32bit版を入れました。
ここでのはまりどころは、仮想マシンNICですが、統合ツールというVMwareToolsみたいなのを仮想マシンに入れないと仮想マシンからNICが認識できなかったです。レガシーネットワークデバイスを選択すればなしでも見えるけど、完全なエミュレーションになってしまうのでパフォーマンスが悪いらしい。
さらに余談ですが、これやってるナイスタイミングで物理的にLAN障害でリンクダウンしてて相当悩んだという無駄なミラクル。ネット障害はレイヤ1から切り分けが基本ですという教訓w

これでとりあえずHyper-V仮想マシンが使えるようになったよー。今日のところはもう眠いのでこのへんで。気が向いたら続き書きます。