相田みつを美術館に行ってみた

相田みつをの詩は前から好きなのだけど、なんとなく思いつきで相田みつを美術館に行ってみた。最寄り駅は有楽町か東京駅です。
= 相田みつを美術館 Mitsuo Aida Museum =
たまたまタイミングが良く、館長さんが解説してるのを聞けたのだけど、相田みつをのあの独特の字は全部計算して書いてるのだそうです。字が下手なわけではなくて、若い頃の楷書体はすごく上手くて、コンクールで優勝したりとかしてのだけど、王道の書道家になる道もあったのだけど、その道を捨てて自分の表現を探したのだそうです。字の大きさとか余白とかのバランスも詩の思いを表現するためにあれこれ工夫してて、毎日ものすごい量の書を書いて、その中から良い物だけを作品として発表してそれ以外は全部燃やして捨ててたそう。あと紙のサイズも規定サイズの紙ではなくて、大きめの紙に好きなように書いてから、余白を調整して切ってそれぞれサイズが違うので額縁も全部毎回特注してたのだそうです。ぱっと見適当な字を書いているようにも見えるけどそういうわけではないのだと。基本を分かった上でやってる。

最近ちょっと奇をてらう方法ばかりをずっと考えてたので、やっぱり基本あってのオリジナリティなんだよなぁとちょっと心を改める。

館内にリアルガチャがあったのでやってみた。「うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい」が出た。感動を忘れちゃダメだ。