アジアンタムブルー

今日は朝は久々に晴れたとゆーか、くもりやけど雨降りそーじゃないんで研究室行って勉強。フーリエ解析の残りちょっとと複素解析複素解析は証明とかは基本的に放置の方向で。

勉強してるとなんだか無性にサントラが聞きたくなってきた今日この頃、ちょいとよからぬことをしてた時代の過去の遺産からサントラを発掘してみます。昨日言うてたFFのサントラも実は音源はそれなんやけど、あまりにも感動的なできなので純正品が欲しくなったとゆーわけです。とりあえず他のもいろいろ片っ端から聞いてみて、これはと思うのだけ買ってもえーかなとゆー今日この頃。イマージュ系のCDも若干気になってはいるけど、こいつは手持ちがまったくないし今度TSUTAYA行くかな。

アジアンタムブルー読み終わり。

アジアンタムブルー (角川文庫)

アジアンタムブルー (角川文庫)

パイロットフィッシュ (角川文庫)書いてた人の本。ストーリーは恋人が癌で死んでくありがちな喪失系のお話。きれいな海のある南仏のニースで死にたいってゆって南仏に向かうあたりがセカチューとかぶっちゃってますが、全体的にせつなさと優しさが散りばめられた文体は好き。ストーリーはありがちやのに読んでてもっと読んでたいと思わせる。バラバラになったパズルのピースをひとつずつ拾い集めようともがいてる頭の中とは反対に、ただぼーっとデパートの屋上で時間をつぶしただ時が流れるのに身を任してる。そーゆー無駄に時間を過ごすのって大事やと思う。なんかいろんなことがありすぎた時とか、ただ何もせず無駄に過ごすことに意味があると俺は思う。タイトルになってるアジアンタムってのは植物の名前で、これの葉っぱが枯れてちりちりになるのをアジアンタムの憂鬱、アジアンタムブルーアジアンタムブルーになったやつは、たいていがそのまま枯れて死んでいくんやけど、それを乗り越えると枯れることなく生き延びるとゆーのを主人公と重ね合わせてる。かなりセンスのあるタイトルやと思う。パイロットフィッシュはだいぶ話を忘れてたから途中まで気付かんかったけど、主人公は同じや。勤め先の文人出版ってのが出てきたときに舞台設定が同じだけかなーって思ったんやけど、ちゃんと見たら同じ名前やな。時間軸的にはアジアンタムブルーのがだいぶ若いけど。