図書館革命

図書館革命

図書館革命

公序良俗を乱す表現を規制するために成立したメディア良化法。次第に検閲はどんどんエスカレートして火器による武力行使も止む無しとされ、これに対抗するために図書館も自衛組織を結成しドンパチやるという図書館戦争シリーズここに完結。
ただでさえ血の気の多いやつばっかりな本なのに今回は始終臨戦態勢なのでノンストップアクションってかんじで、おかげでゆっくり味わって読もうと思ったのにいっきに読んでしまった。今回もアクションあり、政治的な駆け引きあり、恋愛もありで楽しかったけど、個人的によかったのはやっぱり手塚と柴崎の微妙な距離感。堂上と郁の方はもうなんだか相思相愛でもろバレすぎる感じなのだけど(それはそれでにやけてしまうけど)、なんでもできるエリートな手塚と柴崎の不器用なかんじがたまらなくよい。
完結してしまうのは寂しいけれども、その後もにぎやかにやってそうだなぁというかんじだし、2008年にアニメ化するっぽいのでまだまだ楽しめそうだ。アクションものはアニメ映えするし、版元もメディアワークスだからそのうちしそうだなぁと思ってたのだけど、ProductionI.Gで正式に決定したっぽい。