クラウドごった煮#11に行ってきた

コンテナというかDockerの勉強会的なもの。
第11回 クラウドごった煮(コンテナ勉強会) - connpass
Dockerはちょっと触っただけでまだ全然詳しくはないので、いろいろ知らん話が聞けて勉強になった。特にクラスタ周りとかネットワーク周りの話題が多くて、まだまだ実運用するのには考えないといけないことがたくさんあってまだ模索中ってかんじの印象を受けた。
あとAtomicHostっていうRHEL7のDocker専用ミニマム版みたいなやつが気になったのだけどyumが使えないとか/var以外はリードオンリーとか結構特殊な構成で、自分で運用するのは修羅の道っぽいなぁーとここまで思って、あれっ?これってVMwareESXi的なもので実はあんまり自分で細かいカスタマイズするもんではなくて、もっとアプライアンス的に使うもんじゃね?という気もしてきた。
これに気づいてDockerに対するちょっとした自分の中の距離感の意味が分かってきた。誤解を恐れずあえて言葉にするのを試みると、Dockerってアプリの人が幸せに慣れる技術であって、インフラの人はまた考えるレイヤが増えて複雑化して、あんまり旨味がないよねと思ってる。コンテナどこに配置する問題とかって、VMwareが出てきたときに仮想マシンどこ配置する問題と同じで、仮想ネットワークをどう構成するかとかも同じ話。で、仮想化のときに結局どうなったかというと、一部のオンプレミスの人を除いて、結局は巨大なクラウドベンダーのIaaSみたいなのに吸収されて、最終的にクラウドベンダーしか必要ない技術になりつつある。今Docker眺めてて思うのはこれの既視感。みんなが一生懸命騒いでるコンテナのクラスタリングとかって、一部の巨大なクラウドベンダーがPaaSを作るのに必要になる技術で、大多数の一般サービス運営しているインフラはそのPaaSに乗っかって行くのが現実的なソリューションになっていくのかなぁとかいう気がしてならない。なんでDockerしか動かないホストを各自がクラスタ組んで個別にメンテする必要あるの?というのが違和感の正体かもしれない。なんかネガティブなコメントなんだけれども、そんなことをふと思ったのでした。