狼と香辛料1

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

このラノ2007でハルヒを押しのけて1位を獲得したらしいので、読んでみた。行商人ロレンスは自称狼で豊作の神だと言う少女ホロと出会う。半信半疑のまま共に旅をすることになるのだが、旅の途中である銀貨が値上がりするという噂を聞きつける。しかし、その儲け話の裏には様々な策略が隠されていたのだった...というかんじのお話。
ラノベでこの手の商人をネタにしたものはめずらしく、しかも相手の策略の裏の裏を読んでというスパイラル風の駆け引きっぷりがよくできている。実にラノベっぽくないという点において「このラノベがすごい」という評価があるのだろうけど、狙いすぎた感のあるホロのキャラが個人的にあんまりなので、ラノベとしておもしろいかと言われると微妙かもしれないなぁと思うのでした。ストーリーはよいので、続きは読むかもだけど。