夢のあとさき

おいコーシリーズの最新刊。ショーリとかれんのベタ甘ラブコメひとまず完結。Jブックス版ではなんかもう既にセカンドシーズンとか始ってたりしますが。まぁ一区切りということで。

かれんが介護施設で働くようになって、ショーリとかれんは遠恋状態に。離れ離れになってからずっと続けてた毎日メールのやりとりもかれんの仕事が忙しくなり音信不通になり、さらにはかれんに言い寄る中沢先生の影がちらついて疑心暗鬼まっしぐらなショーリ。

ちょっとだけネタバレ注意。
遠恋がテーマなので、メールや電話だけでじゃなくて、言葉なんかを越えてしまう確かな手触りが欲しいというのが最終章「MORE THAN WORDS」の主題としてあるのだけど、かれんが口に出して言わなさすぎなのがそもそも話をややこしくしてるわけで。物語の最後で示される、「言葉をこえるものはたくさんあるけれど、言葉にしなくちゃいけないことだってきっとある。」というタイトルと矛盾するメッセージが一番大切なことなんじゃないかなぁとか思うのでした。