クラインの壺

クラインの壺 (講談社文庫)

クラインの壺 (講談社文庫)

ゲームブックに応募した作品をぜひゲームにしたいという魅力的な話を受けて、快く承諾した主人公。原作者として試作品のゲームのモニターをやることに。しかし、それはただのゲームではなく、ヴァーチャルリアリティを技術を応用したまったく新しい体感型のゲームだった。...と、そこまではよかったんだが、一緒にモニターをやっていた女の子が突然やめると言い出し失踪し事態は急転する。真相が一転、二転しまくり何が現実なのかよくわかんなくなってくるノンストップミステリー。

おもろかったです。てかこんなVRなんかをテーマにした小説をマイコンとかMS-DOSとかの時代に書いたことも驚きなんだが、今読んでもまったく色あせず、むしろリアリティを帯びてくるのが怖いです。いや、まぁ今のVR技術なんてプロセッサの進歩に比べればほとんど進歩してないですけど。