いちご同盟

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

15歳の少年が生と死に向き合う物語。
...のはずなんだが全然つまらなかった。もちろん15年も生き残っているからには、多くの人に評価されているんだろけど。まったく伝わってこなかった。いたずらに自殺というフレーズを出してくるわりには、主人公は本気で死に向き合っているよにはちっとも感じられない。で、病気で死んでいく女の子なんていうありがちな設定が出てきた瞬間しらける。
こないだ読んでた森絵都のリズムと同じ中学生を描いているのに、リズムには共感し、この作品にはなんでこんなに感情移入できないんだろう。主人公と重なる部分がないからかなぁ。