また一緒に仕事がしたいと思えるかどうか

はてブを眺めていたらこんな記事が流れてきた。
誰と働いているかという視野のエンジニア評価軸について | F's Garage
自分はこの記事で言うところの汎用的な知識の方に重点を置いているように思うが、たしかに社内には外向けの発信はあんまりしないけど、業務に精通しているエンジニアも沢山いる。みんな人それぞれ価値観が違ってよいと思うし、それについてとやかく言うつもりはない。あとこの記事の論点ともちょっと違うことを思う。

業務に精通しているというのを正しく評価するのは困難なように思う。長く担当してるプロジェクトの方が当然細かい仕様まで抑えているし、担当が変わればまた新人のようなものである。業務に精通していることの生産性的な価値はすごく大きいので、その人は重宝がられるので給料を上げるべきだとすると、仮にその人が別のプロジェクトに変わると、給料は下がるということになる。極端な話だ。業務に精通しているというのは、もしそれを売りにするつもりならそこに骨を埋める覚悟でなくてはならない。
一方で、キャッチアップが早い人だとか、視野や守備範囲が広いという人もいる。なんとなくやることも判断も筋がいい。たしかにそういう人がいるんだけど、これを客観的に定量化することはできない。結果的に、あいつはなんだか仕事ができるという主観的な印象論で、その人の評価を決めざるを得ない。この場合、市場価値は正しく評価できないが、人づてには評価される。つまり、あいつとまた一緒に仕事がしたいと思えるかどうかという評価軸は大事なんじゃないかな。何をするかも大事だけど、誰とするかという視点は今まであんまり考えてこなかったので、ちょっと意識していこう。